自己肯定感が低くても起業していい——「自」と「己」を分ける
「自己肯定感が低い私に、起業なんて無理かもしれない」。
そう感じて、一歩が踏み出せずにいませんか。
でも、安心してください。自己肯定感が高くないと起業できない、なんてことはありません。むしろ大切なのは——“揺れる自分”の正体を、知っておくことです。
心は、「自」と「己」の二つに分けられる
起業の土台は、まず「自分を整えること」から始まります。でも、その”自分”とは、何でしょう。
心は、二つに分けて考えられます。
「自」=あなたの本質。ダイヤモンドのように、変わらない。無限の可能性そのもの。
「己」=後から身についた、感情・価値観・癖。移ろいやすいもの。
自己肯定感が低い、と感じるのは、”己”の話です。あなたの本質(自)が欠けているわけではありません。
「こうすべき」は、あなた自身ではない
たとえば私は、長いあいだ「母親は、家にいるべき」と思い込んでいました。
でもそれは、”己”であって、”私自身(自)”ではなかった。母に育てられた記憶が、そう握らせていただけだったのです。
——ここが分かると、ふっと、楽になります。
ざわつく感情も、「こうあるべき」という思い込みも、ぜんぶ”己”。あなたの本質では、ありません。
そして、本質じゃないなら——扱えます。
「小さな成功体験」を、積み重ねる
自己肯定感は、「私はできる」と自分に言い聞かせて育つものではありません。育ててくれるのは、“できた”という事実のほうです。
だからまずは、今の自分を、そのまま受け入れるところから(=自己受容)。「まだ足りない」ではなく、「ここまで来た」と。
思い出してください。心の”己”は、移ろいやすいもの。つまり——新しい事実で、書き換えられます。今日ひとつ、どんなに小さくても「できた」を積む。その一粒ずつが、”己”に届く、いちばん確かな声になっていきます。
「比較のクセ」に、一歩引く。一人で、抱えない
私は起業したての頃、認められたい一心で、いつも誰かと自分を比べていました。そして、比べるたびに、すり減っていったのです。
でも、あるとき気づきました。比べることを、”自分から”選んでいたと。比較は、”己”の反応にすぎません。あなたの本質(自)が、誰かに劣っているわけではないのです。
だから、比べたくなったら、そっと一歩引く。そして——一人で、抱えないこと。仲間や、安心できる場所の力を借りるのは、弱さではありません。使命を続けていくための、立派な”設計”です。
今日の、具体的な一歩
今日、自分を責めたくなったら。あるいは「私なんて」と思ったら。
その言葉に、こう問いかけてみてください。
「これは”自”? それとも”己”?」
ほとんどは、後から握った”己”のはずです。それはあなたの本質じゃないと気づくだけで、握りしめていた手が、少しゆるみます。起業の土台は、そこから始まります。
「自信がついてから」と待たなくていい理由は、こちらで。
▸ 起業のマインドで最も大切な「Be→Do→Have」──順番が、逆
その”己”が、行動を止めるブレーキになっているときは。
▸ 起業の不安が消えないあなたへ──「ブレーキ」と「ガラスの蓋」
心がざわついたら、ここに戻る。
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