レポート

人がお金持ちになりたい理由〜アダム・スミス『道徳感情論』を読んで

時給から使命給へ
使命給ビジネス
星野紘子です。

今日は土曜日
週末恒例の
プライベート記事です。

最近手にとった本の
感想をお届けします。

—-
アダム・スミス
『道徳感情論』
—-

今日のメルマガは長文ですw
先に目次を共有します。

↓↓↓↓

1)なぜ『道徳感情論』を
手にとったのか

2)経済は感情で動いている

3)心の陰陽統合

4)経済が発展するとき

5)豊かになるためには

6)まとめ

7)私の所感

↑↑↑↑

1)なぜ『道徳感情論』を
手にとったのか

以前メルマガでもご紹介した
出口治明さんの書籍

『教える』ということ
日本を救う、[尖った人]を増やすには

のなかで

——
最初に型にはめなければ
型破りの生徒は生まれない
——

と書かれていて心に残りました。

「知識×考える力」を教養とするなら
知識を得るコストが小さくなっている現代は
考える力が差をつける、とのこと。

どうやったら考える力を
つけることができるのか。

それは料理と同じで
最初は真似るところからだそうです。

アダム・スミス、
デカルト、
アリストテレスのような
優れた古典を丁寧に読み込み、
彼らの思考のプロセスを追体験する。

そこから自分なりにアレンジしながら
考える力を鍛えていくほかないと
書かれていました。

ビジネスとは人間理解、
人を深く知るためにも
考える力をつけるためにも
古典を読んでみようと思いました。

出口さんの本にアダム・スミスと
出てきたので素直にそのまま
『道徳感情論』を手に取りました。

2)経済は感情で動いている

人は人の中で生きるものである。
人の中にあるがゆえに
他人の行動が気になる。

その結果、感情が動き、
相手の気持ちに共感する。
これが経済を動かしている。

SNSなどが拍車をかけていますが
人はもともと集団で生きるので
周りの人の行動が気になるもの。

その結果動く感情が
経済を動かしている。

お金持ちは人から
ポジティブな評価を受けやすく
貧乏人は人から
ネガティブな評価を受けやすい
→だから人は財産を求めるし、
お金持ちになりたいと願う

ただしだからと言ってお金ばかりを
追求すると幸せを見失う。

3)心の陰陽統合
4)経済が発展するとき

人の心の中には2種類の人間がいる。

・賢い人
(自分の道徳基準に従うことのできる人
適切にマネージメントできる人)

・弱い人
(自分をコントロールできない人)
である。

賢い人
→自分自身が従うべきルールを持っている
→人としてあるべきところはこうである
→財産などは一旦脇に置く
→世間がどういうかではなく、
人としてどうかを重要視する

弱い人
→世間に振り回される人
→世間の評価を気にする人

実際は全ての人間は、程度の差はあれ
賢い人と弱い人が共存する。

どちらも共存してそれが人間である
光と影は両方ある
陰陽統合の視点が重要。

意図的に人は誤魔化すし、自己欺瞞、
自分に対して嘘をつく。
それは人が周りの人のなかで生きているので
ある程度は仕方がないけれど、
それが出来すぎた時に不幸になる

このような人間がどのようにあったら
経済が発展するのか?

弱い人をできるだけ回避するように
自分なりのマイルールを持つこと

マイルールというのは
「そんなことをしてはダメだ」の正義の感情
→法律/罰則
→人は罰則を設けることで守ることで自分を律する
→義務の感覚
→人間の行動を制する唯一の感覚である。

弱い人は経済に必要である
(お金が増えれば増えるほど幸せになると錯覚する人)
→一生懸命働くことは虚栄だとしても
経済を発展さえるためには必要である

———-
経済を発展している原動力は
人の中にある弱い人、
虚栄心である。
———

人の中の弱い人にだって役割がある。

5)豊かになるための道とは

2ルートある。

A:徳への道(あり方)

自問自答して自分がなすべきことをコツコツやっていく
→人として正しく判断しようとする道
→世間から見えにくい

B:財産への道(稼ぎ方/やり方)

よりお金持ちになっていく道
→世間から見えやすい

どちらもあるので
二つの道を同時に行くべき

けれども人は世間から見えやすい
Bの道を進むことを優先させてしまう

やり方から始まり、
ある一定まで進むと
あり方が大事だと気づくなので
安心して?進んでいい

この2つを同時に持っている人がたくさんいると
この世の中は発展していく

6)まとめると….

1:人の行動の出発点は感情である

→人がどういう風に反応するかな?を考えていく
→相手の立場に立って考えること
→相手の立場の感情で考えることができたとき
人を動かすことができる

2:自分の内面を陰陽統合させよう

賢い人と弱い人を認め、
役割があることを知り、
両者のバランスをとること

3:あり方とやり方は同時に進行するもの

徳への道と財産への道
賢い人と弱い人が心のなかで共存し
弱い人をマイルールで律することできた人が
世の中にたくさん増えたときに経済は発展する。

7)私の感想

この考え方を今から250年前に
体型化したアダム・スミスは
天才じゃなかろうか!と思いました。

印象に残ったのは
虚栄心を求める弱い人も
悪なのではなく
心のなかで陰陽統合することで
人なのだという視点でした。

人は感情、共感で動くもの。
どこまでも人間を理解する心が
経済を動かすのだと感じました。

昨日のメルマガで
マーケティングは人間理解だと
お伝えしましたが、
ここで繋がりました。

人を理解することが
経済活動だし
ビジネスなのだと思います。

また、SNSを見て
他人の動向でざわざわするのは
アダム・スミスの視点からすると
当然なのだと思いました。

人は人のなかで生きるため
他人と比較する生き物だから。

ただしここに気付いたのなら
私はどうする?

例えばエネルギーを自分の内側に
集中させるインサイドアウトの視点を
取り入れることで
マネージメントしたいと思いました。

自分に集中すること。

そうすることで
心の中にある弱い人が
マイルールで律する状態になり
内面が統合され、
より社会は闊達になるのではないかな。

使命給ビジネスとは
使命の抽象度と
提供する具体的なサービスの
高低差が収入額になります。

収入を上げるには
使命の抽象度を上げること。

どうやって抽象度を上げるのか?

やり方の一つに
今回のような古典の視点、
視座の高い考え方を
なぞらえて
自分の思考の血肉にするのは
有効です。

本を読んで
思考をTTP(徹底的にパクる)、
あなたの抽象度をあげよう。

◎参考文献
アダム・スミス
『感情道徳論』
私は音声で学びました
お勧めはこちら。

★プロフィール★

時給から使命給へ。

使命給とは、お金を安定して生み出す「しくみ」と自分を管理運営する「こころ」を携えることで、ビジネスを通して貢献し成功する生き方のこと。

より豊かな生き方をする主婦、家庭の女性を増やす活動をしています。現在はお金の朝活をメインにご提案しています。

1978年生まれ。埼玉県在住。3人息子を絶賛育児中。趣味は料理とマイルを貯めての一人旅。緩やかなグルテンフリー生活を楽しんでいます。

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