女の生き方

「ヒロインの旅」〜和える世界へ

「ヒロインの旅」という本をご存知でしょうか。一言で言うと、女性の人生の軌跡を描いた神話です。

私はこの本を読んだ時に「え?どこかで私の人生を覗いていた???」と思うほど、今まで生きてきた過去とリンクしていました。

女性の人生は螺旋を描いて進み、ヒロインの旅は終わりも始まりもない。

ゴールがあるとするならば、女性性と男性性の統合で、私のイメージでは「和える(あえる)」。

なぜなら、「和える」とは、異なる二つのものが融合し、新しいものに生まれ変わるという意味があるからです。

どちらがいい悪いと言う二元論を超えて、ジャッチしない世界。

調和し、全てを自分のなかに受け入れるような世界ではないかと。

ヒロインの旅との出会い

私と『ヒロインの旅』との出会いは、ふとしたことで、読み始めたメルマガでした。

そこである日この書籍が紹介されているのを見て、Amazonでポチ。

「買ってから読むかどうか考えよう。」

読み始めると、それはもうなんというか、

「私の人生のテンプレート、ここにあったか!」

と思うくらい、ストーリーが自分の人生に当てはまることに驚きます。

神学者ジョゼフ・キャンベル氏の『英雄の旅』。この本を読んで違和感を感じ、家庭療法カウンセラーのモーリーン・マードックによってまとめらた、女性の生き方への考察をまとめたのが『ヒロインの旅』です。

『英雄の旅』とは、世界中の神話に共通して見られる人間成長の過程をまとめたもので、映画スターウォーズ、初期のジブリ、ディズニー映画など、たくさんの物語の雛形になっています。

日常生活から非日常へ

冒険に誘われ

様々な課題や苦難に会う

メンターとの出会いがあり

試練を仲間と乗り越えていくが、

最大のピンチにあい、

でもなんとか乗り越えて

お宝を手に入れて

帰還する

もちろんヒロインにも当てはまるが、やはりどこか違和感がある。キャンベル氏は「女に旅は不要」だという。

神話の女性はただ「存在」するだけです。女性は人々が目指す行き先、たどり着く場所だ。自分でその価値に気がつけば迷わないですみます。

旅は不要、本当だろうか。女性にだって旅は必要です。ただ、男性とは歩むルートが違うだけ。

モーリーン・マードックの『ヒロインの旅』を手に、私は内面の旅を始めることにしました。

旅の始まりは「父の突然死」だった

女性性からの分離

男性性との自己同一視と仲間集め

試練の道

成功の幻想

精神の渇きを知る:死

通過儀礼と女神への下降

女性性を見直す

母/娘の分離の修復

傷ついた男性性の統合

男性性と女性性の統合

最初へ

モーリーン・マードックは、女性の旅をこのように提唱しています。

私自身の人生の旅が始まったのはいつだろうか。

それは「父の突然死」でした。

それ以前の私は、結婚したら家庭に入る良妻賢母の教育を受けます。家庭的で、上品であれ。時間は家庭にそそぐべきで、子供や夫を大切にしなさい。仕事は結婚したら一旦は退く。

女の幸せは、一部上場企業のサラリーマンのお嫁さんになること。高学歴で、有名な企業に勤めている人。

父がまさに、高学歴の一部上場企業のサラリーマンで母は「私のような人生を目指しなさい」と背中で物語ります。

顕在意識には出てこなかったのですが、私は心の中で反発していました。

その証拠に、一番嫌な言葉は「お母さんにそっくりね」と言われることだったから。実際風貌は、母親似なのですが、幼い頃から母に似ていると言われることに、嫌悪感を抱いていたのです。

母、と言うよりも、母を象徴する生き方に嫌悪感を抱いていました。

「なんで結婚したら、私家庭にどっぷり入らないといけないの?」

「サラリーマンのお嫁さんて、なんで限定されるの?」

「自分の時間を母のように家庭に全てを注ぐなんて、嫌だわ」

声なき心の声は、母のような生き方を否定していました。その証拠に、その生き方をこんな風に表現したいたくらいです。

「半径2メートルしかない、息苦しい生活」

心の声が暴発し、私がその枠を飛び出したのが「父の突然死」でした。

それはとある日曜日の朝。

家族みんなで朝食をとっていた時のことでした。食事も終盤に差し掛かり、コーヒーを飲んでいた父は、

「ちょっと苦しいな…」

と寝室に向かいます。滅多に風邪を引かない父でしたので、家族は疲れたのかな?くらいにしか受け止めていませんでした。

しかし、そのまま帰らぬ人となりました。

食卓には、飲みかけのコーヒー、朝食後に読もうと思っていた新聞。書斎の机の上に置いてあった手帳には、一週間後の予定が書き込まれていました。

目の前の風景は何も変わらず、父が亡くなり、永遠に会うことができない事実が置いてきぼりに。

私は、もう二度と昨日の私には戻れないと思いました。

私を溺愛し、死ぬほど愛してくれた人がこの世からいないこの状況と、いつも通り日常生活を営んでいる周りがあまりにも普通で、そのギャップにも驚いていました。

「私、こんなに可哀想なんだよ。父が生きていた昨日と帰らぬ人となった今日では世界が変わってしまった。でも、周りはなんでこんなに普段通りなの?」

「私は今まで、しっかりと稼いでくれる人と結婚して一緒にいたら、安泰だと言われてきた。でも人は突然死ぬ。自分でお金を稼げないと、ダメじゃない??」

成功の幻想と、女神への下降

私は社会で成功すると決めました。成功の定義は、お給料をたくさんもらって、男性と同じように働くこと。

身動きが取れなくなる出産を避けるため、結婚しなくていいと思いました。

「成功するまで、結婚しない」

本当は次々に結婚して、子供が生まれていく友達が羨ましくて仕方がなかったのに、そんな自分を認めませんでした。

「自立するまで、旦那さんはいらない!!」

私にとっての自立とは、一人で稼いで生活を成り立たせること。男性に頼ることなく、自分で仕事で稼ぐことを意味しました。

しかし、ありがたいことにご縁あって、夫と出会い、35歳の時に結婚しました。

6年の間に、流産を経験しましたが、3人の息子に恵まれ、家庭を持つことに。

それでも私は、家庭よりも仕事で稼ぐことを考えました。

もっと外で働きたい。お金を稼げない私なんて意味がない。

一番の恐怖は母のような専業主婦になること。なぜなら、お金を稼げなくなって、夫からのお小遣いで暮らすことを意味するから。

「お化粧品を買う時、夫にお願いするの?嫌だわ」

「自分が好きなようにできるお金が欲しい」

お金とは、本来価値を図る道具にすぎないのに、いつの間にか私の中でお金そのものに価値をおくようになります。

実は、何度も現実が

「あなたの生きる方向はそっちじゃないよ」

と教えてくれていたのに、現実からのサインを無視、心では本当は

「もっと家庭にいたい」

と思っていたのに、思考で蓋をする。

男性性を象徴する思考と、女性性を象徴する本音がバラバラで、私自身の中で不協和を奏で、ついに強制終了が来ました。

(→この辺りは詳しく無料メール講座で語っています)

外で働くことができなくなり、生き方をもう一度見直さなくてはならない状況に追い込まれました。

自分と対話し、私の心の中に深く潜る時期を過ごします。

「本当は私はどう生きたいのだろうか?」

「家庭に入りたくないって本当だろうか?」

「外で働きたいと、本当に願っているのだろうか?」

「それはどんな価値観からくるのか?」

「その価値観は今、必要?」

「さらに、その先にある欲求は何?」

女性性との対話、女性性の見直し。自分の感覚をど真ん中に置いて、感じ切ること。心を解放し、感性を研ぎ澄ませ、身体で感じる直感を大事にして感じてみよう。

すると、私にこんな変化が表れます。

家庭に入ると働くは今まで私の中では対立項だった。それは両立しなかった。でも、それは自分で分離していただけじゃない?

私はずっと正社員にこだわっていた。でも正社員でも自営でもどっちでもいいんじゃない?

さらには、

私、あの人が憎たらしくて仕方がない。でも、出会ったということは、それは私の一部。だって、私と本当に関係ない人はそもそも出会わないよね?

下品なあの人がきらい、と思っていたけれど、それはもしかしたら私に下品なところがあるから、勝手にそう思っていただけじゃない?

不思議なことに、これまで自分が嫌だな、憎たらしいな、嫉妬以外の感情を感じられない、下品だなと思っていた人や事が全て、自分の一部ではないかと思うようになったのです。

母のようになりたくない。でも母のような生き方でもいいんじゃない?

良妻賢母なんて、退屈でずるい。でも家にいて良妻賢母だっていいよね?

私は自分に起きたこのような変化を「和える」と表現します。

男性性と女性性の統合の先にあるもの

対立項、二元論、優劣、勝ち負け、白黒、善悪といった世界が、一つになって、包括し、自分の一部になる。

ジャッチも排除をしない世界がそこにある。

『ヒロインの旅』の本文では「円」と表現されている、その美しい世界は「全ては相互につながり、内在し合う」と表現されています。

私は、今、自分の人生を生きる女性、「姫」のあり方を【姫理論】としてお伝えしていますが、そのベースとなっているのが、満たし調える。

満たし調える、とは、自分の内なる力を充実させ、自分の中の女性性と男性性、さらには、自分と他人を調和させるという意味で定義しています。

男性性と女性性の統合の先にあるものは、「和える」世界、そこに行く必要なプロセスが、満たし調えなのだと、再確認することが出来ました。

『ヒロインの旅』を読んで、私は3つのことを学んでいます。

  1. 過去は全て今に繋がっているということ
  2. 自分に潜る時間は、後退ではなくむしろ、進化&深化の時期であること
  3. やっぱり、満たし調えが大事だということ

あなたはどんな旅を続けてこられましたか?考えるきっかけになったら幸いです。

最後までお読みいただきまして、どうもありがとうございます。

▽今回ご紹介した書籍はこちら
『ヒロインの旅-女性性から読み解く<本当の自分>と創造的な生き方』
モーリーン・マードリック著
シカ・マッケンジー訳
https://amzn.to/36905Zo

ほしのひろこ

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1)人生の革命を起こしたのは40歳だった
2)その時、人生は動いた☆生まれて初めて、豊かなお金の世界を知った時
3)お天気お姉さんから、自衛隊へ
4)空に還った子供からのメッセージ
5)強制終了はこうしてやってきた
6)覚悟を問われた、不安まみれな挑戦
7)その時、人生は動いた
8)昨日までの「私」を、こえてゆけ
9)「姫」になるための4つのステップ
10)幸せは、感じとられるのを待っている
11)私をうばう、私になるな
12)野心♡は夢になる
13)謙虚な女性は一生お金に愛されない
14)私の人生を生きる

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