やりたいことがわからない起業|使命は探すより思い出す
起業したい気持ちはある。でも——「本当にやりたいことが、わからない」。
好きなことも、強みも、いまいちピンとこない。だから、一歩が踏み出せない。
そんなあなたに、お伝えしたいことがあります。やりたいこと(使命)は、”探す”ものではなく、”思い出す”ものだということ。
「使命なんて、大げさ」——大丈夫です
使命、と聞くと、身構えてしまうかもしれません。「そんな立派なもの、私にはない」。
でも、大丈夫。使命は、たった2つの問いで、見えてきます。
① あなたは、誰を、どう幸せにしたいですか。
② そのために、日々、どんな努力・研究をしているですか。
——この2つの答えが、あなたの使命です。特別な才能も、劇的な過去も、いりません。
「流行ってるから」は、使命じゃない
「ちょっと流行っているから」「なんだかワクワクするから」。——そういうものは、使命ではありません。
少しのことで、やめたり、コロコロ変わったりしない。やり抜けるもの。それが、使命です。だから、”探して”見つかるものではなく、あなたの中にすでにあるものを、思い出す——そういう感覚に近いのです。
そして、使命は、一度決めて終わりではありません。磨き続けるもの。だから今は、今の精一杯の言葉で、決めていい。
「100万円を、受け取れなかった」日
使命が、なぜそんなに大事なのか。——それを、私は、忘れられない体験で知りました。
経営を学んでいたころ、師に、問われました。「1時間のセッションに、100万円をいただけるとしたら、受け取れる?」
私は、戸惑いました。心臓が、飛び出しそうなほど、ドキドキして。やっと出た言葉が、これでした。
「私、1時間で100万円の価値を提供できるか、自信がありません」
目の前に、100万円の束が置かれた瞬間——心が萎縮して、受け取ることが、できませんでした。
師は、言いました。
「これは、ただの紙切れだぞ。5000円も100万円も、同じ紙切れ。でも、これが”お金の力”だ」
お金は、使命の”燃えかす”。使命に向かって歩む、その足あとの後ろに、積み上がっていくもの。
その”燃えかす”を、先に集めたくなる。——私も、そうでした。でも、それでは、集まらない。——燃えるもの(使命)が、先にあるべきだから。
だから、使命ありき。あなたが「やりたいこと」を思い出すことは、遠回りに見えて——いちばん確かな、土台づくりなのです。
使命は"経歴"の中にある——これまでの経験を、棚卸しする
「自分に、強みなんてない」。そう感じている方ほど、覚えていてほしいのです。あなたが手にしてきた資格も、続けてきた仕事も、子育ても、遠回りに思えた回り道も——バラバラに見えて、実は"共通の源泉"でつながっています。
やりたいことが見つからないのは、いま起きている現象を、追いかけているから。でも、「なぜ、それを始めたのか」までさかのぼると、いくつもの経験を貫く一本の軸——あなたの自分軸が、静かに姿を現します。
40代でも、主婦でも、心配いりません。むしろ、人生の時間が長いぶんだけ、”種”はたくさん眠っています。棚卸しで見つけた種は、いきなり大きくしなくて大丈夫。副業や、ほんの小さな一歩から試して、確かめていけばいいのです。
今日の、具体的な一歩
紙を1枚、用意してください。そして、さきほどの2つの問いに、たどたどしくていいので、答えを書いてみてください。
うまく書けなくて、当たり前です。でも、書いた瞬間から——それが、あなたの事業の“幹”になります。「やりたいことがわからない」は、書き始めた人から、抜けていきます。
「そもそも、売れるものが自分にない」と感じるときは、こちらから。
▸ 起業したいけど売るものがない──種は”いちばん長くやってきたこと”にある
使命が定まったら、次は”生きる”番です。
▸ 使命に沿って生きる、たった一つの問い──「使命軸」
すべての章は、ここに還ります。
▸ 風林火山──使命給起業・58の原理
“正解のない時代”の生き方は、こちら。
▸ 正解のない時代の生き方──あなたの生き方が、正解になれる