目標を立てても、なんだかしっくりこない。立てた瞬間から、少し他人事のように感じる。
——それは、目標設定に、コツがあるのを知らないだけかもしれません。

ゴールの決め方には、3つのコツがあります。
逆算思考で「終わりから描く」と決めたら、次は、その”終わり”をより良く決めるコツです。)

明確に・具体的に・肯定的に

明確に ぼんやりでなく、はっきりと

具体的に 数字や情景まで、細かく

肯定的に 「〜したくない」でなく「〜したい」で

とくに大切なのが、肯定的に決めること。「あの人のようには、なりたくない」——そういう反面教師的なゴールは、力になりません。避けたいものを見ているうちは、そこから離れられないからです。

そもそも「目的」と「目標」は、違う

もうひとつ、混ざりやすいものを分けておきます。目的と、目標。似た言葉ですが、役割がまったく違います。

目的 人生のゴール。問いは「どう生きたいのか?」

目標 目的にたどり着くための一里塚(途中の通過点)

目的は、遠くにある灯り。目標は、そこへ向かう途中の目印です。目的だけあって目標がないと、進んでいる実感が持てません。逆に、目標だけあって目的がないと——達成しても、なぜか虚しい。

ビジネスでは、まず目先の目標を達成することに集中する。でも、その目標が「どう生きたいか」に繋がっているかは、いつでも確認できるようにしておく。この両方が要ります。

大切なのは、志のレベル

もう一つ、目標の”高さ”も大切です。志のレベル、志のクオリティを、どこに置くか。

幕末の思想家・吉田松陰は、「志を、万事の源となす」と言いました。すべては、志から始まる。だから、初心のレベルを、高く打ち立てておく。

そして、ゴールは、何度でも磨いていい。境地が変われば、また次のゴールへ。大きな目標を掲げ、達成する体験は、あなたの視野と、器を、広げていきます。

「何がほしいか」と「誰を喜ばせるか」

目標には、2つの立て方があります。どちらも必要ですが——ビジネスで管理するのは、後者です。

◉ 利己的に —— 自分の欲望のままに

① 一年後、どのような状態になっていたいですか?

② ①を踏まえて、3ヶ月後はどうなっていたいですか?

◉ 利他的に —— 誰を、どう喜ばせるのか

どの立場の私が、一年後に誰を、どのくらい喜ばせているのか

② そのためには3ヶ月後、誰のために、どんな行動をとっているのか

「何がほしいか」だけで立てた目標は、途中で燃料が切れます。でも「誰を、どう喜ばせるか」で立てた目標は、折れません。そこには、待っている人がいるからです。

そして、利他的の②に注目してください。問われているのは「どんな行動をとっているか」——結果ではなく、行動です。
(なぜ結果ではなく行動なのかは、行動と施策を管理するで詳しくお伝えしています。)

今日の、具体的な一歩

今の目標を、書き出してみてください。そして、3つのコツで点検します。

明確か? ぼんやりしていないか

具体的か? 数字や情景があるか

肯定的か? 「〜したくない」になっていないか

ひとつでも欠けていたら、前向きに、はっきりと、書き直す。それだけで、目標が”自分のもの”になり、力が宿ります。

そして、これは一度で終わりにしないでください。できれば1ヶ月に一度、時間をとって「どう生きたいのか」を定め直す。日々に追われていると、目的はすぐ霞みます。定期的に灯りを見上げる時間そのものが、道をまっすぐにしてくれます。

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