こんにちは。
星野紘子です。
今日は最近読んだ本の感想を書きたいと思います。
読んだ本はこちら
「ヒトラーに傾倒した男 A級戦犯大島浩の告白」
第一次世界大戦に敗れたドイツから
多額の賠償金をとるベルサイユ条約の破棄、
インフレに苦しむ国民に
「ドイツ人にパンを」とわかりやすいメッセージを
掲げることで熱狂的な支持を集めるナチスの台頭。
独ソ戦争へ。
歴史の裏舞台を臨場感たっぷりに
味わうことができる本だった。
歴史って誰が作っているんだろう?
情報は本当に限られた人だけが持っていて
その限られた人たちの中で
それぞれの利害関係から重要な決定がなされる。
歴史は密室で作られるのだと思った。
一般の人たちはどこまで全体像を
知っていたのかなと疑問に思った。
きっと与えられる状況に
精一杯だったのではないか。
今の私たちはどうだろう。
情報は当時よりも格段に増えているけれど
どの情報が正しいのかわからない、
むしろ皆で共有できるからこその情報操作もある。
目の前で起きていることから、
その背景を慮る視点を養いたいと思った。
今この事件が報道されるのはなぜ?
今更これがニュースになるのはなぜ?
いい意味で事実とされることを
疑ってかかる視点を大切にしたい。